孤独死発生~その時どうする♪賃貸管理あれこれ その71
当ブログへお越しいただきましてありがとうございます。
アドバンスプロパティ代表山崎です。
今回ですが、孤独死が起こってしまったお話です。
高齢化社会を迎える中で避けられないのが孤独死です。
孤独死が起こってしまったしまった際にアドバンスプロパティがどのように対応した
のか事例をあげさせて頂きたいと思います。
※自主規制で室内の写真についてはボカシを入れております。
どうやって見つけるの?
発見するケースとしましては、様々ですが、
家賃が未納で訪問をかけるケース・周辺住民からの通報などがあります。
最近は以前と違い保証人を付けたりせずに保証会社への加入を条件にしております。合わせて賃料の回収についても口座引き落としを使っておりますので、中々や賃貸だから訪問をかけるという事は減りました。
次に周辺住民からの通報になりますが、そういった連絡が入る場合は残念ながら何かしらの事故になっていることが大半です。
高齢者さんのご入居の場合は、巡回時に声掛けを心がけますが、一般の方の場合はそういったこともトラブルがなければないので発見は総じて遅くなる傾向です。
回避するには?
意見は様々かと思いますが、孤独死のリスクが高い客層を入居させないという事になります。これらは昨今問題となっている高齢化社会にも通じる話になります。
もちろん高齢者だけがリスクがあるわけではなく、私の経験則ですが、まだお若いのに・・・といった方でも普通に遭遇します。
極論になりますが、孤独死問題を回避するためにはどうすれば良いのか?とう話ですが極論になりますが不動産投資をしないという事しかありません。
昨今では、国交省からもガイドラインが交付され、基本的に
自然死や不慮の事故での場合は告知義務はありません。
下記にて国交省から交付されているガイドラインを添付します。
※お時間がある時にでもご確認ください。
ただ事件性があるものに関しましては、告知する義務があります。概ね3年程度という話です。もちろん大きな事件や事故の場合は告知すると思いますが・・・
少しでもダメージを少なくするためには・・・
アドバンスプロパティにて行っている事ですが、入居者に加入して頂く火災保険の中に
【孤独死特約】がついたものへの加入をお願いしております。
よく火災保険が高いから自分で加入するというお話を頂きますが、アドバンスプロパティでは火災保険は弊社指定のものへの加入を契約の条件としております。
これはオーナー様を守るためでもありますが、万一の際に入居者様を守るものになります。保険ですので2年間で2万円程度です。
これでリスクを回避できればwinwinではないでしょうか?
【孤独死特約】のお話ですが、入居者に加入して頂くそのほかにもオーナー様が建物全体ご加入されている火災保険の中で【孤独死特約】を追加する方法です。
オーナー様が建物全体にご加入する火災保険は、天災が多くなった事と度重なる不正受給をする人間がいることにより値上げと長期契約ができなくなりました。
※以前は10年契約が最長でしたが、現在は5年が最長となっております。
自動車保険と違い火災保険は保険金を請求する事によって保険金が上がるという事はないですので、被害に遭われた場合は速やかに請求することが重要です。
事例として
孤独死が起こってしまった際に行うことが、まず親族への連絡になります。
大半のケースは警察官が安否確認をしてくれますので、万一の際に連絡をするという形になりますが、親族へ連絡をするのは【今後について】のお話になります。
孤独死に遭われた方が弊社指定の火災保険にご加入されていれば問題は発生しませんが、孤独死が起こるケースの場合親族間での関係が薄い方が多く見受けられます。
基本的に相続が発生しますので相続された方が原状回復などの負債についても相続する形になります。
そこで弊社指定保険の加入があれば、相続人様に保険申請をして頂き原状回復費用を負担して頂きます。ここでいう原状回復費用ですが、あくまで今回の孤独死によってダメージがあった個所に限ります。よく10年入居されて壁紙も交換しなければならないという場合でもダメージがあった箇所だけがご負担となります。
※ハウスクリーニング代・消毒代・床などの汚損部分が該当
では、財産放棄をされてしまった場合ですが、弊社指定火災保険にご加入であれば、物件オーナーにて被害申請をすることが出来ます。
ただし財産放棄が確定してからになりますのでタイムラグがあります。
ここまでくどい様ですが、弊社指定火災保険と記載させて頂きましたが、こういった【孤独死特約】が入っていない火災保険に加入されていた場合どうなるか?というお話ですが、残念ながらこれらコストを回収できる可能性は低いと言わざるを得ません。
仮に保証人がついている場合であれば幾分の可能性はありますが、昨今の流れの保証人ではなく保証会社だった場合は残念ながらこういった原状回復についての保証はありません。
ですので【孤独死特約】のついた火災保険への加入は重要です。
次に、オーナー様が建物全体にかける火災保険に【孤独死特約】をついている場合ですが、契約にもよりますが、同じような保証を受けられます。
名目は原状回復費などではなく〇〇見舞金など同じような保険金を受け取ることが可能です。
もちろん弊社指定火災保険にて原状回復を行った場合でも、〇〇見舞金などは受け取れますので火災保険の更新時期になりましたら、孤独死特約についてもご検討くださいませ
まとめとして
・入居者様に契約時または契約更新時に【孤 独死特約】のついた火災保険への加入を条件とする事。
・オーナー様も建物全体にかける火災保険で【孤独死特約】が更新時に追加できるかを確認する。(追加するのが好ましい)
・自然死などは告知義務はない
以上 賃貸経営の参考にしていただけましたら幸いです。
PS もしも所有物件でこのような事故に遭遇してしまった・・・
どうすれば良い?
などお手伝いできることであればご相談に乗らせて頂きたいと思います。
お問合せくださいませ
今回はこの辺で
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